目次 この記事はCCS Advent Calendar 2021 の10日目の記事です。誰が何と言おうと10日目の記事です。 こんにちは、海老天の尻尾は残す派のエビアレルギー、CCS SOUND TEAMのぼるんです。 という訳(?)で昨日はえびてんさんの記事 https://ebi-frying.hatenablog.com/entry/2021/12/08/113948?_ga=2.38815776.2080125444.1638964979-1806778203.1636045553ebi-frying.hatenablog.com でした。パチンコ。 CCSアドベントカレンダーは初めて、どころか真っ当にブログというものを書いたことがないのでちゃんと書けるかは不安です。 今日は、
REHARMONIZE をしていこうと思います。この記事を読めば、今日から君もリハモマスターだ! DTM講座履修済みであること(酷)。 いや僕も頑張って初学者にもわかりやすいように説明しようと思ったんですよ。 でも基礎から説明するとなるとどう頑張ってもこの1記事だけには収められない なので方針を転換して、今年や過去開講されたCCS DTM講座で教えられた基礎的なコードの知識は知っているものとして以下の文章を書いていきます。 抑(←これでそもそもって読むらしい)DTM講座で数回に分けて教えている内容+αを一日で教えることなんて不可能なんです(開き直り)。 DTM講座を受講していない人は、この有志の方々が書いてくれた講座資料を読んで付いてきてください(酷)。 最悪、「よくあるコード進行」のとこだけでも見ていってください。 あとこの記事にはコード進行の音源もペタペタ貼っつけてあるんで、わかんなくてもとりあえず流せば楽しいと思う わかんないとこあったらコメントで訊いてくれてもいいです。 音楽は、大きく分けて3つの要素でできています。メロディー、リズム、そしてハーモニー(コード)です。 コードは曲の雰囲気、感情、エモみ(?)に深く関わる存在。 そして、その付け方は一通りではありません。コードの付け方次第で、曲に様々な雰囲気をつけることができるのです。 曲につけるコードを変えて曲の表情を変えてやることを、リハーモナイズ(リハモ)といいます。 でも闇雲にコードを変えても、大体は曲が崩壊してしまいます。 そこで、どういったコードをどう使えばいいのかということをこの記事ではざっと簡単に説明しようと思っています。 下にCメジャーにおけるダイアトニックコードとその機能を示した図を貼ります。
上の図で気づいたと思われますが、IIImやVIIdimは特殊で2つの機能を持ち合わせています。使い方次第でどちらにもなります。 VIIdimの機能にカッコがついてるのは、VIIdimは響きがキツくおいそれと使えるようなコードではないことを示しているつもり、です。 この3つの機能を組み合わせて曲の展開を作っていきます。 その組み合わせの中でもT→SD→D→Tという進行が、最もよくあるコード進行の形(?)です。 主要三和音だけで作ると I | IV | V | I とても自然でしょう。 最初は簡単なフレーズのリハモからやっていきましょう。 さっきのコード進行をベースに、少しずつ変えていこうと思います。メロディーを簡単に作ってみました。 I | IV | V | I さて、このコード進行は機能で書くとT→SD→D→Tです。 そして、SDにはIV以外にもIImもありましたよね。そこで、機能が同じIImに変えてみましょう。 I | IIm | V | I 違和感ないですね。 そして曲の雰囲気ですが、さっきは明るさ全振りみたいな感じでしたが、こちらは深みや力強さが出た気がしませんか? "深み" はマイナーコードのIImになったことで暗さが少し入り、明るい一辺倒ではなくなった結果だと思われます。 そして "力強さ" は、ルートの音が全音上行の動きから、よりダイナミックな完全4度上行の動きに変わったからでしょう。 V→Iの動きも完全4度上行ですから、2回連続ベースが大きく動くわけです。力強くもなりましょう。 ちなみにこの進行を度数表記にちなんでツーファイブといい、ジャズ*1 ではこれが基本とされます。 調子に乗って終わりのIとVも代理コードに置き換えてみましょう。それぞれVIm、IIImになりますね。 I | IIm | IIIm | VIm これは調子に乗りましたね。 大半がマイナーコードに入れ替わったことにより楽しい雰囲気が薄らぎ、寂しげ・物悲しげな雰囲気が強く出たと思います。 さらに調子に乗ってみましょう。IIImをメジャーコードにして、IIIにしてみます。 I | IIm | III | VIm これは……物悲しいとかのレベルではないですね、うん。より強い悲壮感に変わりました。 なぜでしょうか。 IIImをIIIに変えると、階名で言うとソがソ#に変わります。 そして、このソがソ#に変わった音階は、ハーモニックマイナースケール(和声的短音階)と呼ばれ、クラシックの短調ではこのスケールが使われます。 要は、ソ#が入るとクラシックの短調みたいな強めの悲しさが出るんです。 また、短調の主音であるラと半音差になることで、ラに滑らかにつながり、強くラを意識させる=短調を意識させる、 みたいな理由も多分あります。 まあとにかく、こころをガツンと揺さぶりたいときは、III使っていきましょう。 ちなみに、IIIとして使うと、上のような理由もあり、ほぼ100%ドミナントとみなされます。 また、IIIはVImから見ると完全4度下、つまりIに対するVと同じ立ち位置なので、「短調版V」ともいえるでしょう。 そういえばさっき、ツーファイブについて書きました。ルートがII→V→Iと完全4度ずつ上がっていくので力強さが出るんでしたよね。 ここで、短調のトニックVImに対しても同じことを考えるとどうなるでしょうか。 VImの完全4度下はIIImあるいはIIIで、そのさらに完全4度下はVIIdimになります。 そこで、この3つの和音で "ツーファイブ" を作るとどうなるでしょうか? めちゃめちゃ暗い。こんな感じにthe・短調感満載のド暗進行になります。バリバリクラシカルな短調感を出したいときは、この736進行を使ってみてください。 さて、次はセブンスコードにしてみましょう。 Cメジャーにおけるダイアトニックなセブンスコードは下の図のようになります。
じゃあセブンスコードにすると何が変わるのか。聴いてみましょう。最初のコードを全部セブンスコードにしてみます。 IM7 | IVM7 | V7 | IM7 どうでしょう。今まで真っ直ぐだった響きが、なんかオシャレになりましたよね?コレがセブンスの響きです。 セブンスは普通のトライアド*2 に比べオシャレ・モダンな音になる一方、コードが持つ明るさや暗さがボケるので、コード進行の力強さみたいなのは減少します。 例えば上の音源で、最後の和音IM7の終止感が最初の音源と比べると弱くなったように感じませんか? トニックがセブンスになったことで、安定するというトニックの機能が減じているというわけです。 ひとつ気をつけてもらいたいのが、「セブンスはコード進行の力強さがないからダメだ」とか、そういう単純な話ではないということです。 適材適所。セブンスのあやふやなコード感がピッタリ合うジャンル・場面もあるし、逆に真っ直ぐなトライアドだけで勝負するジャンルだってある。 例えば、ジャズは基本的にセブンスしか使わないけど、昨今の殆どのEDMではトライアド主体で作っていたりします。*3 コードの持つ質感を理解して、上手に使えるのが一番いいです。 あと、ドミナントはセブンスにして使うとトニックへの推進力が強化されるので(理由は後述)、よくセブンスにされます。 あと(2回目)VIIdimも大体セブンスのVIIm7b5*4 にして使われます。なぜならdimが不安定で響きが弱く、ラの音を加えて少し安定化した方が使いやすいからです。 セブンスにした7-3-6も置いておきます。こっちの方が安定感と深みが感じられませんか? いよいよノンダイアトニックコード*5 が登場してきます。 ドミナントには、トニックに行きたがる性質がありました。そして、それはドミナントセブンスにするとより強化されるんでした。V7→I、III7→VImとか。 この、ドミナントから完全4度上のトニックに進行するムーヴのことを、ドミナントモーションといいます。 ではこのドミナントモーション、特にドミナントセブンスのときはどうして "強い" 進行になるのでしょうか。 その理由は、トライトーンの反進行と呼ばれるものです。トライトーンとは、減5度のことです。 全音(tone)が3つ(tri)分の音程なのでこう呼ばれます。 トライトーンには、不安定な響きがするという特徴があります。*6 それを踏まえて、下の図を見てください。
これは、CメジャーにおけるV7→Iの進行を楽譜に起こした図です。 V7の第3音(シ)と第7音(ファ)の音程がトライトーンになっています。 つまり、V7には不安定な響きが含まれているということになります。 そして、Iにはドとミが含まれており、コレはそれぞれシの半音上、ファの半音下ですね? つまりIへと進行するとき、シ→ドとファ→ミという挟み込むような半音の流れが発生します。これが、トライトーンの反進行です。 不安定なトライトーンが半音ずつ狭まってトニックの長3度に解決する、この動きが "強さ" の秘密です。 短調のIII7→VImについてもほぼ同様ですが、進行先がマイナーコードなので上の音がレ→ドと全音下への移動になります。これでもトライトーンの反進行です。
さて、ここまで ドミナントモーションは上記の理由により強い進行です。強いから使いたいですね。 そこで、拡張します。 具体的には、ドミナントモーションの行く先をIやVIm以外にも広げます。 ドミナントモーションではルートがV→I、III→VIと動く、即ち完全4度上に上がるので、 任意のコードの完全4度下のドミナントセブンスを前に持ってくれば、そこがドミナントモーションになりますよね。 例えば、IVの完全4度下はIですから、I7→IVとしてあげればいいわけです。 このドミナントセブンスのことを、セカンダリードミナントといいます。 そんな気軽にノンダイアトニックコード挟んじゃっていいの?と思うかもしれませんが、割と問題ないです。 やってみますか。IVとVの前に、セカンダリードミナントを差し込んでみます。 I I7 | IV II7 | V7 | I なんかウキウキしてますね。でも曲が崩壊するまではいかず、まあまあまとまっています。 こんな風に割とテキトーに差し込んでも問題なかったりします。 あと、セカンダリードミナントを、V7/(行く先のコード) のように表記することもあるみたいです。II7だったらV7/Vみたいに。 さて、セカンダリードミナントについて話しましたが、皆さん、ツーファイブって覚えてますか? IIm→V→Iってやつです。強いんでしたよね。 勘のいい方は気づいたと思いますが、VをセカンダリードミナントとしたときのIImに相当するものも考えることができます。 それが、リレイテッドIImです。 さっきのど暗いコードのVIIをリレイテッドIImに変えてみました。 といっても、あんま変わらないですね。1音しか変わってないので。 きつい減5度が消えて恐ろしさが緩和している感じは少しあるかもしれません。 セカンダリードミナントとリレイテッドIImは、どのコードに対するものかでだいぶ雰囲気が違ってきますね(感想)。 なんで一個一個試してみるといいかもしれません。音楽は試行錯誤です(解説放棄)。 ドミナントセブンスの推進力の源は何でしたっけ?そう、トライトーンの反進行でしたよね。 極論を言ってしまえば、トライトーンが反進行してれば推進力を得られるんです。 そこで、天下り的ですが トライトーンだけ動かすと、シがファ、ファがシに移り、シ-ファのトライトーンが残ります。 つまり、 トライトーンだけ動かしたドミナントセブンスを使っても、トライトーンの反進行は作り出せます。 そして、このトライトーンだけ動かしたドミナントセブンスのことを、トライトーンサブスティテューション(トライトーン代理)といいます。 日本では裏コードと呼ばれることのほうが多いですが、日本独自の用語らしいので注意。 聴いてみましょう。 I | IIm7 | bII7 | IM9 エモ〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!(エモコードワゴンエモ田) ツーファイブのVをトライトーン代理にして、更に勝手にIをメジャーナインス*8 にしました。 なんかこう、ジャズっぽさみたいな感じ?がありますよね。 ツーファイブに対して使うと、ルートがII→bII→Iと、半音ずつ下がっていくようになるので、そこにもなめらかなつながりが表れています。 I | IIm7 | V7 III7 | VIm こういうコード進行があったとします。III7はVImのセカンダリードミナントですね。 III7周辺のルートの動きは、ソ→ミ→ラとそこそこ大きめに動いています。 ところで、III7の構成音はミ・ソ#・シ・レですが、この中のソ#がソとラの間の音であることに注目します。 そこで、ルートのミを消して、ソ#にしちゃいます。 そんな気軽に消しちゃってもいいの?と思うかもしれませんが、割と問題ないです。déjà-vu これを根音省略といいます。 こうすることで、ルートが半音で動くようになります。 このようにして作った和音は、どのようなものでしょうか。 構成音はソ#・シ・レで、これはディミニッシュコードになっています。ディグリネームで#Vdimです。 上でお話ししましたが、dimはセブンスにして使うことが多いです。これも、もれなくよくセブンスになります。 ダイアトニックな音でセブンスになる音を探すと、ファになりそうですね。*9 でも、ファはルートのソ#から見て半音9つ上で、VIIm7b5の時の10個上より半音下です。これはどういう風に表せばよいでしょうか。 答えはディミニッシュセブンスです。dim7と書きます。#Vdim7ということ。 じゃあ聴いてみましょう。 I | IIm7 | V7 #Vdim7 | VIm せりあがっていくベースによってより "強い" 感情が出ている気がしますね。 そしてこのように、ルートが全音差で隣り合っているコードの間に挟まるディミニッシュ(セブンス)のことを、パッシングディミニッシュといいます。 ここまでコードの技法についていろいろ解説してきました。 ここからは少し具体的なよくあるコード進行を紹介していきたいと思います。 正直このページだけ見ればいいのかもしれない IV | V | IIIm | VIm です。順番に上がっていくIV→V→VImに "溜め" のIIImを挟んだ進行。IIImがIIIになったりセブンスがついたりつかなかったりします。 III系にするとやっぱり溜め・キメ感が強くなる気がします。 J-POPによくあります。 ちなみに僕は逆張りんちゅなのであまり使おうと思えないです。よくない。 サビです。結構アレンジされてるけど、ベースは王道進行。 同じくサビ。 I→VIm7→IVという進行をベースに、7-3-6進行とIVに対するセカンダリードミナントとリレイテッドIImをブチ込んだものは、 I | VIIm7b5 III7 | VIm7 | Vm7 I7 | IV というコードになります。 ジャズの「Confirmation」という曲の冒頭に使われていることからコンファメ進行、 「ハレ晴レユカイ」や「M@STERPIECE」のサビに使われてることからハレ晴レ進行やマスピ進行と呼ばれたりします。 冒頭0:05ぐらいのとこ。 権利大丈夫そうなの選んだらこれになった サビです。この進行はウキウキしますね。 これもサビ。 このコードは特にアニソンによく使われているド定番の進行です。 アニソン感が出ます。 これとかもわかりやすいね。 アニソンじゃなくても、 これとかに使われてたりするけど。 コレはウキウキよりかは明るくも暗くもない微妙なカラーを出すのに貢献してる感じな気がします。 IVM7 | III7 | VIm7 | I7 というコードは、 椎名林檎の「丸の内サディスティック」という曲でほぼ全編通して使われているので、 丸サ進行などとよばれます。 これは東京事変によるカバー。 個人的には独特の陰鬱さ、或は妖艶さが強い進行だと思います。 ボカロ曲などでよくある印象。偏見かもしれない これとか。王道進行などとまぜて使われてますね。 Aメロと間奏が一番わかりやすいかも。 YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video - YouTube 一世を風靡したこの曲も、王道と㋚が交互に使われてるのがベースになってますね。 実はこの曲も。 J-POPのロックで使うとまた雰囲気変わりますね。独特の暗さは減じて、浮遊感はありますかね。 実はこの曲も2。後で紹介する4156進行とともに使ってますね。少しの浮遊感がカッコ良さに繋がってる。 厳密には㋚じゃないけどI7がツーファイブになってVm7→I7になってるやつも多いです。 これとか。サビ(ドロップともいう)んとこです。 今気づいたけどPretenderこれも使ってるね。(Bメロ) VIm | IV | V | I 小室哲哉が好んで使ったことからその名がつくコード進行。 マイナーのVImで始まり、メジャーのIに落ち着く進行で、適度な暗さと明るさで、カッコよさを感じますね。 これは当然。サビの部分。 IVがIImになってますが雰囲気は近いので一応これも。 この暗いけどかっこいいのはこの進行の強みです。戦闘感があるよね(適当)。 デレステ3周年記念ソング。サビです。周年ソングで一番好きまである。(イリュージョニスタ!といい勝負) I V | VIm IIIm | IV I | IV V 多分一番有名なコード進行。パッヘルベルのカノンに使われていることからその名がつきました。 例によってセブンスはついたりつかなかったりします。 あとIV→VがIIm→Vになったりもします。 個人的にはIIm Vの方を基準にすれば最後以外は完全5度上行→2度上行の繰り返しになるからそうしたい、まあ音楽は規則正しくなきゃいけないわけではないでつが…… それはそう。 有名なこの曲もカノン進行ですね。サビです。 VIm IIIm | IV I | IIm VIm | IIm IIIm 上のカノン進行をそのまま短調にずらした進行。 結構暗い。カノン進行にあった少しの哀愁みたいなのがメインに出てきてる感じ。 ラストのIIm→IIImはVIIm7b5→III7とかその仲間とかになったり。 Aメロのとこ。この曲いいよね。 僕の知る数少ないボカロ曲同じくAメロ。サビは王道進行です。 大好きな曲。ドロップです。 VIm | IIIm | IV | I 短調カノンの前半4コードだけの進行。 暗いですね。でもダイナミックさも感じるかも? スピッツの「チェリー」のサビに使われてることから、僕はチェリー進行って読んでます。 ちなみにAメロはカノン進行ですね。 正確に言うと63451だけども。全編通して使われてます。かなり悲壮感強めの使われ方。 この曲のサビもそう。 I | V | VIm | IV IV | I | V | VIm VIm | IV | I | V この3つの進行は、1564の並びをぐるぐる回して始めるところを変えたものになっているので一緒にまとめてあります。 悲しげながら元気な感じです。 1から始まるのはより元気・明るめ、4から始まるのは悲しめ、6から始まるのは暗く力強めですかね。 また、上で話したドミナントモーションや完全4度上行が一切ないことに注目してください。つまり "お決まり" 感が少ないんですね。*10 なのでこのコード進行は(特に6415は)モダンなダンスミュージック系の曲にホントによく使われます。 ちなみに僕が最も好きなコード進行 80'sの名曲。1564です。 この年代の曲を山程聴いてる訳ではないので断言はできませんが、結構前からこの進行の音楽が向こうにはある気がします。 そして今も現役。 謂わば洋楽版王道進行です。 みんな知ってる系の曲。サビのド頭が4156。 Flash黄金時代 ほぼ全編通して4156です。 Alan Walkerの名曲。ほぼ全編通して6415が使われています。 Alan Walkerの曲はほかにもこの進行使ってるのが多いね。 デレマスの和ロック。和の曲に西洋音楽のお決まり感は要らないのでこれにしたのかな。 ほんとカッコイイ。 ダンスミュージックにホントよく合う。 例えばこの曲。 声綺麗すぎん? ラスサビのコードが1サビ、2サビと異なっているのが分かりますか? "今宵音楽はずっとずっと/きっときっと~" 以降の部分を聴き比べてみるとよく分かるかもしれません。 メロディーは変わっていないですし、これはリハモですね。 こんな感じで、リハモは同じ展開をするところでちょっと違った感じを出すのによく使われます。 さあてここから実践、と行きたいところなんですが、残念ながら記事を執筆する時間 あと、CCS講座資料を書いてくれた偉大なる先人方に感謝申し上げます。 実践パート、乞うご期待! 次回のアドカレ https://note.com/fidia0709/n/n121744f3fd29note.com バグハンティングコンテスト最優秀賞おめでとうございます!! ということで、そのフィディアさんによる脆弱性診断のやり方についての記事です。僕よりよっぽど真面目な記事でした。 このサイト全体。音楽理論の独学では非常にお世話になりました。 *1: そういえば塾講やってる時に訊いてみたんだけど、"ジャズ"って曲のジャンルを知らん中2が結構いたんだけどそういうもん? *2: 三和音のこと。 *3: Kawaii Future Bass, Euphoric Hardstyle など、セブンスとかエモみ多めのコードを多用するEDMジャンルもあります。 *4: マイナーセブンスフラットファイブと読む。m7の第5音を半音下げているという意味。ハーフディミニッシュって呼ばれる場合もある。 *5: ダイアトニックでないコードのこと。III7とかもそうっちゃそうだけど……。 *6: 余談ですが、ポケモンのキャラクター、ゲーチスの名の由来は、ドイツ語でG、C#を表すG(ゲー)、Cis(ツィス)です。トライトーンになっていますね。 *7: トライトーンはオクターヴの丁度半分なので、トライトーン上でもあります。 *8: テンションの一種で、M7にルートからみて9度、即ち2度の音を加えた和音。テンションについては今回詳しく取り扱わない。なんか音を足すとエモくなる程度に捉えておいて。 *9: 第5音のレの2個上ってこと。念のため。 *10: カノンとか6341もないね。
𝓒𝓒𝓢 𝓐𝓭𝓿𝓮𝓷𝓽 𝓒𝓪𝓵𝓮𝓷𝓭𝓪𝓻 (とてもカッコよく)
何すんの
前提条件、ならびに謝罪
しそれを全部書き切る時間と気力もないんですよ。リハモとは
コードの基礎
知らんけどやってみよう
代理コードで置き換える
7-3-6
ぶっちゃけ明確な理由付けをするのは難しいセブンスコード
ドミナントモーションとセカンダリードミナント
ダラダラとドミナントモーションについて書いてきたわけですが、ここからが本題です。恐ろしく長い前置き、俺だったら寝ちゃうねzzzzzリレイテッドIIm
𝓣𝓻𝓲𝓽𝓸𝓷𝓮 𝓢𝓾𝓫𝓼𝓽𝓲𝓽𝓾𝓽𝓲𝓸𝓷 (イケヴォ)
(いつもそうですが?)、V7をトライトーン下に移動した*7 ドミナントセブンス、bII7を考えてみます。外国で使う機会なさそうだし別に気にすることないけど根音省略・パッシングディミニッシュ
よくあるコード進行
王道進行
持ち歌にしたい曲J-POPじゃない例。サビです。溜めが活きてますね。マスピ進行
適当㋚進行
小室進行
カノン進行
〇すぞ~~!短調カノン進行
6341
最近少し話題になった人の曲TRICKのED。大根背負って歩いて1564, 4156, 6415
実際の曲のリハモの例
実践、したかった
と気力と良いリハモを思い浮かべる才能が足りなかったので、この記事は理論パートということにして、実践パートはまた今度公開しようと思います。参考文献